ついカッとなってやった。
後悔はしていない。
異論は認める。
ブログ小説『おつかれ水戸黄門~ワシとスケさんとカクさん~』
ワシ「スケさんのスケって……助兵衛だっけ?」
スケ「いえ。佐々木助三郎です」
ワシ「でもスケベには違いあるまい?」
スケ「…………」
ワシ「八兵衛はどうじゃ?」
ハチ(まただよこのモーロクジジイ)
ハチ「あっしは八兵衛であってますよ!」
ワシ「フム。そうか」
カク「ご隠居。私にも聞いてくださいよ」
ワシ「おお。居たのかカクさん。地味なんでわからんかった」
カク「…………」
ヤシチ「これは一大事。はやくご隠居に知らせなくては!」
ワシ「うわわっ!風車が飛んできたぞい!」
スケ「あぶなかったですね」
カク「いったい誰だ?こんなイタズラをする者は?」
ハチ(兄貴だ。ちゃんと手紙ついてるのにコイツらときたら……)
ハチ「おや、何か手紙のようなものが……」
ワシ「チーンッ!ふぅ、スッキリ爽快☆」
ハチ「って鼻かんでるし。しかももう読めない……」
ワシ「ワシの鼻をかんだ紙を開くとはキモイのっ!」
ハチ「ええっ!?そんなつもりじゃ……」
ヤシチ「……ご隠居。一大事です」
ワシ「なんじゃヤシチ。忍者なのに地味な登場じゃの~」
ヤシチ「…………すいやせん」
ワシ「オギンよ。もしワシが風呂を覗いたら、お前はお湯をかけるような無礼をするか?」
オギン「滅相もございませんわ」
ワシ「ふむ。じゃあ覗いてもよいのじゃな?」
オギン「覗くだなんて。一緒に入りませんか?お背中流しますよ?」
ワシ「ブブッー!!」(鼻血)
ワシ「い、いい。この老体には刺激が強すぎるわい」
オギン「あらあら」
スケ「……お前、そんなキャラだったか?」
オギン「入浴シーンやって長いもの」
ワシ「正直……トビザル一人おれば充分な気がするのう。忍者だし、強いし」
トビ「ええっ!? そ、そのような事を申されても、嬉しくなどありませぬ!」
スケ「ツンデレですしね。前のマッチョなトビザルの娘とは思えませんな」
カク「不幸にも通称がトビザルですけどね」
オギン「でもくノ一は私とキャラがかぶります!」
ヤシチ「男だと俺ともかぶるけどな……」
ハチ(だ、ダメだこいつら。早くなんとかしないと……)
トビ「八兵衛。疲れた。腰を揉め」
ハチ「へ、へい!」
ハチ(クソォ~)
ハチ「ご隠居!あの茶屋でお団子食べましょうよ!」
ワシ「ならん!」
ハチ「ど、どうしてですか?」
ワシ「お前さんが言うと事件に巻き込まれるからじゃ!」
ハチ(チッ。ケチなジジイだぜ)
ワシ「悪代官と海鮮問屋が手を組んでおるとか、伝統職人のガンコ親父とドラ息子の仲裁とか、このメンバーの誰かと顔が似ておる輩とか、追われてる娘とか、敵討ちとか、もうこりごりなんじゃ!」
スケ「またいつものご隠居の病気が始まったよ」
カク「ご隠居がヘソを曲げるのもパターンだけどなぁ」
スケ「ご隠居って、たまに杖で刀を弾きますよね。何か仕込んでるんですか?」
ワシ「え~っと、うん。その、あの、あれじゃ。……気合!そう、気合じゃ!」
カク「さすがはご隠居!」
ハチ(ヘッ。俺なんて丸腰なのにケガ一つ負っちゃいねぇぜ)
ワシ「わふっ!わふっ!さすがに疲れてきたぞい。
スケさん。カクさん。もういいでしょう!」
スケ「こいつら、札付きの悪党ですぜ!」
カク「そうそう。もっと痛めつけてやりましょうよ」
ワシ「な、なぬっ!?わ、わわぁ~っ!そ、そういうわけには、あああああぶなっ!!
印籠を!早く印籠を出してくれい!!」
……ふぅ。自己満足自己満足w
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なんと!?
ちなみに、水戸黄門TVシリーズは昔の方が、黄門様がブッ飛んでいる感じで面白いですよ♪
なお、高校・大学時代の先輩(女性)は、黄門様が本当に全国行脚したと思いこんでいたので、しっかり真実を教え込んだ事を、今思い出しましたよ。
ほくと!?
黄門様少しお疲れなので許してやってくださいwww
>ちなみに、水戸黄門TVシリーズは昔の方が、黄門様がブッ飛んでいる感じで面白いですよ♪
八兵衛が戦闘員ですからねw
あの「アッハッハ」と「カッカッカ」を混ぜたような笑い方はマネしたいw
>なお、高校・大学時代の先輩(女性)は、黄門様が本当に全国行脚したと思いこんでいたので、しっかり真実を教え込んだ事を、今思い出しましたよ。
あるあるwテレビの見てると誤解されやすいですよねwww