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 誰かが漫画化してくれるのなら続きを書きます。
 むしろ漫画化向けだと思ってる。

<追記>
 カオリンから現代版の香音と竹蔵のイラストを貰ったので公開。
b595d0fe.jpg

香音「見て見て竹兄ぃー! 似合うー?」
竹蔵「まぁ、だいたいな」
香音「わーい! 褒められたー!」
竹蔵「褒めたか? ……で、どんだけ回るつもりだ?」
香音「あははははー! ぐるぐるぐるぐるぐるー!」\(@▽@)/

 カオンが竹蔵武勇伝に出てから、現代版(未来?)では竹蔵の本当の妹にしたかったんですよね^^
10fbd3c6.jpg
カオリンへ私信。
それはそこに学園パロがあるからや……。
カオリンの女子高生イト姫のラクガキも発端だろうに!

剣道部員設定なのはカオリンの描いた竹蔵が木刀を持っていたため。
剣にするか拳にするか決めあぐねていたのでこれはいいキッカケにw


<更に追記>
0c24914c.jpg
はまださんがコミPO!でキャラクターの立ち絵を作ってくださいましたー!
3Dでそれぞれ特徴を表してますね~^^

やはり髪の色は拘らない方が個性だと思った一枚でしたw



<尚も追記>
 カオリンがラフ漫画化してくれたのでここに展示しておきます。
    


現代版『竹蔵武勇伝†外伝 第一幕~竹蔵とイト~』


 朝。俺はとんでもない圧迫感で目が覚めた。
 フトンの上に視線を移すと、妹の香音(かおん)が俺の上で眠っていた。
 ちゃんと着替えているところを見ると、俺を起こしに来てくれたらしい。
竹蔵「おい、香音」
香音「んにゃ?」
 眠たそうに目を擦りながら大きく伸びをする香音。まだ俺の上で、だ。
香音「竹兄ぃ。おはよう」
竹蔵「おはようじゃない。起こしに来たんじゃないのかよ?」
香音「そうだった!見て見てー!」
 俺の上から飛び降りると、くるくると回って見せる香音。
 今日から来ていく学校の制服を見せにきたんだろう。……もう何回も見せられたけどな。
香音「どう? 可愛い?」
竹蔵「まあまあだな」
香音「へへー。褒められた♪」
竹蔵(褒めたか……俺?)

 壁の時計に目をやるとまだ起きるには早い時間だった。
 香音め。こんなことのために起こしやがったのか。
竹蔵「香音。俺はまだ眠い」
香音「うん。香音も眠い」
竹蔵「よし、寝ろ。どうせ姉貴が起こしにくるんだしな」
香音「わかった~」
 もぞもぞと俺のフトンに入ってくる香音。
竹蔵「自分の部屋で寝ろよ」
 再び眠気がやってきたせいか、あまり強く言えない。
 というか、もうすぐにでも眠れそうだ。
香音「めんどくさい。竹兄ぃと寝る~」
竹蔵「んー、寝ろ……」
香音「うにゅ……」
 俺たちは再び眠りについた。

がこぉおおおおおおんっ!!!!

竹蔵「うぉはっ!!」
 頭に何かぶつけられた。かと思うと再び腹に圧迫感。さっきの比じゃねぇ!
 そこにはフライパンを片手に俺の腹に足を埋める姉、文(ふみ)姉ぇの姿があった。
文「何時だと思ってるの! さっさと支度しちゃいな!」
香音「あ~、文姉ぇだ~」
文「香音……せっかくの制服がしわしわになるよ」
香音「大丈夫ー!」
文「大丈夫じゃない。早くフトンから出なさいな」
香音「はーいー」

 香音はフトンから出るとそのまま階段を下りていった。
 姉貴の視線が俺に突き刺さる
文「このシスコン」
竹蔵「うるせぇなー。姉貴も昔は俺と寝てただろーが」
文「なっ! む、昔のことじゃないか!」
 壁の時計を再び確認する。
 ……やっぱりまだ起きるような時間じゃない。
竹蔵「ラジオ体操でもさせる気かよ?」
 頭をかきながら時計を指差すと、姉貴はコツンとフライパンを俺の頭に押し当てた。
文「あの時計。止まってるよ」
竹蔵「……あ?」
 机の置時計を見ると、起きるには少し遅い時間になっていた。

 朝食をとって玄関へ向かうと、既に香音の靴がなかった。
 そんなに学校に行きたかったんだろうか。
 俺や姉貴と通学できるのを楽しみにしていたクセに……。
 それも香音らしいな。

 ピンポーン♪

 呼び鈴が鳴る。どうせ近所の焚矢(たくや)だろう。
 玄関のドアをあけると、案の定、そこには焚矢がいた。
焚矢「なんだ竹蔵か」
竹蔵「俺で悪かったな」
焚矢「一人か? さっきカオちゃんが走ってくのを見たけど。
    一緒に登校するもんだと思ってた」
竹蔵「香音らしいな」
 一緒に行きたい気持ちと早く行きたい気持ちが重なったんだろう。
 あいつはじっとしていられないからなぁ。

文「あれ? 焚矢じゃない」
焚矢「ふ、文さん。お、おはようございます!」
 ビシッ! と姿勢を正す焚矢。なんか弱みでも握られてるんだろーか。
文「ちょうど良かった。竹蔵を連れてってよ。始業式面倒だってサボりそうだし」
竹蔵「サボるわけねーだろ」
焚矢「わ、わかりました!」
 俺の腕をガシッと掴む焚矢。やっぱり姉貴が苦手なんだな、こいつは。
 姉貴は男勝りだからなぁ。その辺のヤンキーも頭を下げるくらいだし。
文「うん。焚矢はいい子だねぇ」
焚矢「そ、そ、そんなことは……。文さんも一緒に行きませんか?」
竹蔵「ええ~。姉貴とかよぉ」
 俺が文句を言うとなぜか焚矢から肘で突かれた。
文「私? 私は真紀の所に寄って行くから」
焚矢「というと、紀野先輩でしたっけ?」
文「うん。真紀も朝が弱いからねぇ」
焚矢「わかりました。じゃあお先に」
文「うん。いってらっしゃい~」
 焚矢に腕を引っ張られ、俺も家を後にした。

焚矢「いってらっしゃい、か……」
竹蔵「何をブツブツ言ってんだよ?」
焚矢「い、いや。別に……」
竹蔵「お前。姉貴の前でビクビクし過ぎだ」
焚矢「し、してないだろ!」
竹蔵「まぁ、あんな姉貴だからな。怖いのは分かる」
焚矢「怖がってないって」
竹蔵「そうなのか?」
焚矢「竹蔵には分からん」

 俺を置いてスタスタと歩いていく焚矢。
 なんか気に障ることでも言ったか? ……いや、言ってないな。

??「おい、待ちやがれ!」

竹蔵「なんだ?」
 後ろからする声に振り向くと、目の前に拳が迫っていた。
 頬をかすめながらもそれを避け、鞄で顔面を叩いてやった。
??「あぶっ!!」
 そいつが尻餅をつくと、その後ろにはもう一人いた。
 どこかで見たような見ていないような……。
焚矢「おい! やめろよ!」
 俺より弱いクセに間に割ってはいる焚矢。
 こいつはたまにこんな行動に出るんだよなぁ。
??「なんだお前は!?」
 その声を聞いてやっと思い出した。
 いつぞに喧嘩を売られて返り討ちにした不良どもだ。
 あれだけやられてまだ向かってくるとは、いい根性をしている。
竹蔵「またやられに来たのか?」
不良A「うるせぇ! あの時はお前が木刀を持っていたからだ!」
竹蔵「剣道部員だから当たり前だろ」
不良B「今度は違うぜ!」
 不良どもは鉄パイプを手にすると、不敵な笑みを浮かべた。
 確かに今度は違うな。今日は部活が無いから木刀が無いし……。
不良A&B「死ねぇえええ!」
焚矢「うわっ! やめろ!!」
 手始めに焚矢をやるつもりらしい。
  不良二人は同時に鉄パイプを振り上げると、焚矢に向かってブン回した。

 バキッ!

焚矢「竹蔵!?」
 俺は右手のカバンと左腕で二つの鉄パイプを受け止めた。
 右手はなんともないが、左腕に激痛が走った。
竹蔵「痛ぇなこの野郎!」
 俺が不良Aに殴りかかると、不良Bの鉄パイプが左肩に食い込んだ。
 それがわずかに頭にも当たったせいか、グラッと視界が歪んだ。
竹蔵「……ッ!」
不良A「これでオシマイだな?」
 うずくまる俺に、不良Aが鉄パイプを高く掲げた。
焚矢「だからやめろって言ってるだろ!」
 俺の前に出る焚矢。
竹蔵「馬鹿野郎! どけっ!」
焚矢「そういうわけにいくか!」
不良B「ならまとめてヤッてやる!」
 
 不良ども鉄パイプを振りかざすと、何のためらいもなく俺たちに向けて振り下ろした。
竹蔵「くっそおお!」
 玉砕覚悟で一人でも倒そうと俺も拳を握り締めた。その時だった――。
 カランカラン。と鉄パイプが二本、地面に転がった。
 よく見ると、不良どもの腕を姉貴ともう一人の女が捕まえていた。さっき言っていた真紀だ。
不良A「イデデデデッ!!」
不良B「な、なんだこの女どもは!?」
 どれだけの握力なのか、不良どもは二人の手を外そうと試みるが、まったく外れない。
 むしろ握られた腕の痛みにどんどん顔が歪んでいく。

真紀「面白いことしてるじゃないか、竹蔵?」
 頭の上で束ねた髪を揺らしながら、愉快そうに笑う真紀。
 俺はこの女が苦手だ。腕っ節はとんでもなく強いし、姉貴が二人いるみたいに感じる。
真紀「私も混ぜてもら――」

 バキッ!

 姉貴の放った回し蹴りが不良Bの背中にめり込んだ。
 そのまま脳天にエルボーを決め、不良Bは地面に崩れた。
文「ハァ、ハァ……」
 姉貴が顔を真っ赤にして怒っていたことに、俺は今やっと気が付いた。
真紀「あーあ。容赦ないねぇ」
不良A「な、なんだお前ら!?」
真紀「あ? 誰だっていいよ。それよりお前の相棒が弱すぎて萎えちまったじゃないか」
 真紀は心底つまらなさそうにため息をついていた。

真紀「今日の気分は……右だな」
 グリッ! と不良Aの腕の関節を無理やり右にねじ回した。
 変に回った腕の指がビクビクと痙攣している。
不良A「うぎゃらぎゃあばばっ!!!」
 声にならない声を上げる不良A。
 真紀はその口をもう片方の手で掴んで黙らせた。
真紀「痛いか? 痛いだろうねぇ。……でもなぁ、おい。
    目の前で弟が傷つけられた文に比べたら、こんなもん屁でもないよな?」
不良A「ぶ、ぶびばべん~!」
 涙目で訴える不良Aに、真紀ねじ回した腕を容赦なく握った。
真紀「ダメだ。私の友人を傷つけた罪は重い。これはまだ試したことは無いが――」
不良A「い゛い゛い゛!?」
真紀「この腕。このまま一回転したら……千切れると思う?」
 ねじ回った不良の腕。その腕を掴む真紀の手にぐっと力を込められる。
 その刹那。不良Aは失禁して気絶してしまった。

真紀「これだから男ってやつは……」
 不良の腕を放すと、真紀は焚矢の肩に手を置いた。
真紀「あんたも無謀だねぇ。体が幾つあっても足りやしないじゃないのさ」
焚矢「はぁ……でも、俺は――」
真紀「ま、なんだっていいよ。文のそばに居てやんな」
 そう言って嬉しそう笑うと、ポンポンと焚矢の背中を叩く真紀。
 それから俺の所へ来ると、真紀は俺の頭を掴んで無理やり立ち上がらせた。
 俺の身体に激痛が走る。

真紀「キューキュー車でも呼んでやろうか?」
竹蔵「いらん! 何で姉貴はいつも俺の喧嘩に割って入ってくるんだ!」
文「…………」
焚矢「竹蔵!文さんはお前を心配して――」
 俺に詰め寄ろうとする焚矢。真紀は手を広げてそれを制した。
 そして腕を組むと、俺に向かって笑った。
真紀「ハッ。お前が弱いからに決まっているだろう?」
竹蔵「俺は、……弱くない!」
真紀「最弱だ。雑魚中の雑魚だ。ケヤキの棒でエックスタークに勝てるか?無理だろう?
    それが私とお前の実力の差だ」
竹蔵「違う!」
真紀「違わない。お前はさっさと病院にでも運ばれて寝てろ」

 真紀の手刀が振り下ろされる。
 俺はそれを受け止めようと手を伸ばすが、その手刀は俺には捕らえられなかった。
 その手刀が俺の首に当たると、一瞬のうちに意識が飛んだ。

 この時ほど強くなりたいと思ったことは無い。
 俺はもっと強く……誰よりも強くなりたい……。
その②へ

 真紀を出した瞬間、主役が変わったように見えたのは目の錯覚だと信じたい。
 文のモチーフがそもそも『TIME DIVER→翔馬』の真紀だったんですが……こうして並べると違ってくるもんですね~w

 たまにはこうして何も考えずに書き殴りたくなるもんです。
 ええもう、向こう見ずで書いてしまいましたよ。

 その②ではタイトルの通りイト姫が出てくる予定ですが、前置きのように書くかどうかはわかりません。
 挿絵イラストや挿絵漫画は待ってます!それプラス感想の人数で需要を測ろうかなと考え中です。
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無題

ふむふむ。 
姉妹がいない私には、ハーレム的に見えますねw
ぶっちゃけ身内は、ハーレムとは違うとは思いますがw
学園ものが始まるかと思いきや、実はバトルものだった!
両方の混合な感じですかね。

姉さん強いですなぁ・・・ 
腕っぷし強い姉さんがいると、コンプレックス湧きそうですね。

これなんてエロゲ?でいいですよ?www

実はバトルモノというか竹蔵武勇伝はそのタイトルの通り、
一話に一戦闘を必ず入れる取り決めで書いています。
だから百幕にもなると百戦書いたことになるんですね~w

>姉さん強いですなぁ・・・ 
>腕っぷし強い姉さんがいると、コンプレックス湧きそうですね。
でも強いお姉さんは書いてて楽しいですよ?w
シャズさんもどーですかー?w
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