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まだ書きかけですw
まぁ、だらだらと書いてはアップを繰り返していきますわw
おかしいな~簡単なと思ってたら長くなってきた!!w
簡単にキャラ紹介すると、主人公はロイ=ガストとリン=リーンです。
ロイは男で鞭と槍を、リンは女で色んな武器を隠し持つ暗器使いです。
以上w
付け足すと世界観は抜然人活劇-イナ-と同じですね。
僕がもっぱら新人賞やらシナリオの仕事のサンプルで書くことが多い二人です。
竹蔵やイト姫よりも利便性が高いというか?書きやすいんですよねぇ。
イナの方はWaterSproutSの方がメインになってますし。カオンは新作(ry
というわけで、どうぞ。※未完注意
リン「ロイさんロイさん!」
ロイ「なんだいリンちゃん?」
リン「胡散臭い洞窟の中に、胡散臭い剣と盾を発見しました!」
ロイ「胡散臭い依頼通りってわけだ。なるほどねぇ」
リン「胡散臭い占い師の言った通りでしたね!」
ロイ「よし。胡散臭い――は、その辺にしとこうぜ」
古びた街の薄暗い酒場で、景気の悪そうなマスターに頼まれた今回の仕事だ。
まぁ前金は景気良く渡してくれたけどねぇ。
しかもその酒場の隣の占い師が安い金でこの洞窟まで導いてくれたんだ。
賞金稼ぎであるこの俺、ロイ・ガルトと相棒のリン・リーンに。
前金の良さに釣られたことを後悔するには充分な胡散臭さだ。
リン「どうして酒場のマスターさんは自分で占いしてもらわなかったんでしょうね?」
もっともリンはこの依頼を受けてからずっと、洞窟の奥に付くまで不信感のカケラも持っていなかったわけだが……。
巨乳は頭が悪いと言ったヤツがいたが、今なら頷けるな。
ロイ「おいおい。その疑問は街を出る前に思いつくもんだろう?」
リン「でもでも。その時は名物料理に夢中だったんですもぅん!」
ロイ「もぅん!て……まぁいいさ」
これ以上の追求は止めておくことにする。
可愛くぶんぶんと腕と一緒に胸まで揺らされたら許したくもなる。
リン「それで、依頼は剣でしたよね?」
ロイ「そうだな。にも関わらず、ここには盾も一緒にあるわけだが……」
リン「一緒に頂いていきましょうか?」
ロイ「止めておこう。どんな仕掛けがあるかわからないからな」
リン「う~ん。それもそうですねぇ……」
よくある話だ。欲をかいたら悪いことが起きる。昔話じゃ定番の教訓だ。
ロイ「この剣はさすがにリンの胸ポケットには入らないか」
リン「私の服に胸ポケットはありませんよぅ?」
ロイ「いや、いつも武器を仕舞ってる方のだよ」
リン「ええ~! さすがに破れちゃいますよぅ!」
リンは数多の武器を隠し持つ暗器使い。
そのとてつもなく深く狭そうな胸元から、これまでにどれだけの武器が飛んできたことか。
ロイ「おっと。冗談言ってる場合じゃないな。日が暮れる前にはやいとこ持ってかえるか」
リン「了解です!」
地面に突き刺さった剣の柄を握る。
手に吸い付くような、やけに握りやすい剣だな。
ロイ「よいしょっと! なんだこれ。やけに重いな?」
引き抜いた剣はやや短めのショートソードくらいのものだった。
リン「そんなに重いんですか?」
俺は何気なくリンに件の剣を渡した。
暗器使いであるリンは武器のことなら俺よりも飛びぬけて詳しい。
リン「う~ん。あんまり私の専門じゃないんですけどぉ~」
ロイ「そうかい? 武器なら専門も専門じゃないか?」
リン「この剣には細工がしてあるように感じます。専門じゃないので具体的にはわかりませんけども」
ロイ「へぇ。で、リンはこの剣についてどう思うんだい?」
リン「私はですねぇ……」
くるりと剣が挿してあった穴へ向き直り、剣をかざすリン。
そこへ剣を戻すのかと思いきや、首を傾げてその穴を見つめている。
リン「見た目より重い剣って何か魔力的なものがかけられてるって聞いたことがあるんですよね」
ロイ「なるほどね。確かに俺もリンも専門外だ」
俺の獲物は槍と鞭。リンは暗器使いだが、魔法的なものは一切使えない。
リン「この剣がもしかしたら鍵になってるんじゃないかなって」
ロイ「へぇ、どんな鍵にふがっ!」
いきなり俺の口が岩のようなもので塞がれ、物凄い力で壁へと押し付けられる。
いや、岩のようなものじゃない。岩そのものだ!
壁から伸びる黄土色の岩の腕が俺の口を塞いでいるんだ。
壁に背中から打ち付けられると、その壁から何本もの腕が俺の体を掴んできやがる!
ロイ「ふが、あが……」
まずい。息ができてねぇ!!
リン「あんまりいい魔法じゃない気がしますねぇ」
こっちは窒息寸前だというのに。リンのやつはまだこの腕に気づいていない。
視線を上にやると、とびきりデカイ腕がリンを押しつぶそうと迫ってきていた。
ロイ「リ、リン……!」
だめだ。声にならない。
俺は腰の鞭を手にし、リンに巻きつけて逃がすために鞭をを振るおうとした。その時!
リン「よいしょっと!」
リンがその剣を穴へ戻すと、リンを襲おうとしていた腕は砂となって地面に崩れていく。
俺を押さえつけていた腕も同様だ。
リンが言っていた魔法的なものとはこういうことだったのか。
ロイ「ふぅ……死ぬかと思った」
リン「おかしいですねぇ。特に何も起きませんね」
おいおい。知らぬが仏ってか?
リン「穴のそばに文字が書いてあります!
え~っと……土?」
ロイ「マッドゴーレム、ってやつか」
リン「どうやらこの剣を抜くとですね?」
剣を抜こうとするリンに慌てて抱きついた。
ロイ「よしよーし! そのままそのまま、な?」
リン「ロロロロイさん!?」
初々しい反応は嬉しいが、今はそんな場合じゃあない。
リン「ど、どうしたんですか?」
ロイ「俺はこの手を死んでも離したくないんだ」
リン「それって……」
後から抱きしめているからといって熱いラブコメがしたいんじゃない。
リンが持ってるこの剣を興味本位で抜かれたら危険なのだ。
腕に当たる柔らかな胸の感触を感じる余裕すらない……くそぅ。
ロイ「いいかリン? よく聞け」
リン「ダメですロイさん。私たちは賞金稼ぎの相棒なんですよ」
ロイ「ダメじゃないから。その剣を離してくれ」
リン「け、ん、ですか……?」
ロイ「そうだ。今両手で持ってるその剣から手を離してくれ」
リン「それが~ですねぇ……なんか離れないみたいです」
ロイ「なんか離れないって――リ、リン!?」
いよいよヤバイことになったと寒気がした。
リンの剣を持っている両手が黄土色の土で覆われて剣と一体化しているんだ。
リン「どうしましょう……」
不安げに笑って見せるリン。なるべく俺に心配をかけないようと取り繕っているのが分かる。
らしいっちゃらしいけど。リンのそういう顔、見たくないんだ俺は……。
ロイ「任せておけ。なんとかするからさ」
手立てなんか何も思いつきやしないが、気づいたら優し口調でそう答えていた。
もう一度リンの腕を見る。土がさっきよりもリンの腕を侵食するように登って来ているのがわかる。
こいつはまずいな。
リン「ロイさん……」
ロイ「大丈夫さ。こんな所で極上の女を土で固めるなんてさせたら、俺の名が泣くからな」
今のセリフは決まった。改心のできだ。
そうだというのにリンはぷるぷると首を振っている。
リン「言いにくいんですけど……剣、抜いちゃいました」
ロイ「ええええ!?」
見ると土で覆われたリンの肘が曲がり、剣を引き抜いている。
リンの意思でしたことじゃないのは分かっているが、この土はそこまでさせるのか……。
リン「こうなったら膝を追って剣を元に……ああ! ダメです!脚にも泥が!」
地面にはさっき俺を襲った岩の腕が二つ。リンの脚を掴んでいた。
俺は背中の槍を取り出し、その岩の腕に向けて突き刺す。すると、地面に喧嘩を売ったような重い衝撃の後、岩の腕は音を立てて崩れ落ちる。
壊せないわけじゃないらしい。だがこれをリンの腕に打ち込むにはリスクが大き過ぎるぜ……。
リン「ロイさん! 穴のほうを見てください! 何か光りましたよ!」
剣が突き刺してあった穴を見る。その穴をぐるっと囲むように丸い点が浮かび上がっていた。そのうち二つが消滅する。
ロイ「ひょっとして、この腕を壊せばいいのか?」
リン「ロイさん! 上です!!」
上を見るとさっき出てきたバカでかい腕が俺たちを押しつぶそうと伸びていた。
考えてる暇はなさそうだ!
リン「てぇいっ!」
高らかにリンの足が上がる。それと同時に、リンの靴から小さな鉄杭のような物が飛び出した。明らかに靴に入るサイズじゃないのは後でツッコミするとしようか。
土でできた巨大な腕の巨大な手。
その手の平にリンの放った鉄杭が食い込み、わずかな亀裂を生んだ。
さすがリンだ。こういう状況でもちゃんとフォローしてくれている。
俺はその亀裂に向かって槍を突き出した。本来、正面を突くための獲物だ。下ならいざしらず、真上では威力も落ちる。
その足りない分の威力を、リンの鉄杭が補ってくれたんだ。
亀裂にねじ込んだ槍がぐんぐん奥へ突き進んでいく。
巨大な腕はそのまま真っ二つに裂かれるように俺たちの両側へ落ち、砕け散った。
ロイ「今のは何個分くらいだ?」
穴を囲む丸い点が5つ消える。今のはラスボス級だろまったく……。
リン「ロイさん。あと8つです!」
ロイ「簡単に言うけどねぇ。かなり固いぜこいつら」
リン「ああ~! 胸にまで土が来ました!」
ロイ「この野郎! さっさと次、出てこい!」
リン「ううっ……気持ち悪いですぅ」
土なんぞにこれ以上、俺の楽しみを奪われてたまるか!もとい、リンを土まみれにされては危険だ!
次の腕次の腕っと~……ホントにどこだ!?
てっきり、いきなりどばっと残りの腕が一斉に伸びてくるかと思ったんだが……。
リン「ロ、ロイさんロイさん」
ロイ「なんだいリンちゃん?」
リン「な、なんだか楽になってきたんですけど……」
ロイ「縁起でもないことを言うんじゃないの」
リン「いえ、土が……」
言われてリンの方を見る。腕から胸にまで伸びていた土がリンから離れいっている。
離れた土はボタボタと地面に落ち、しかし剣からは止め処なく土が流れている。その土がどんどん剣を登り、土がつみ上がっていく。
ロイ「離れろ!」
リン「はいはい~!!」
ロイ「……で、これどうなると思う?」
リン「た、たぶん。ロイさんと同じこと思ってると思います……」
ロイ「だよ、ねぇ……」
リンと顔を見合わせた後、再び剣に群がる土の塊を見る。
見るというより、見守るという方が正しい。
土の塊が泥になり、どうにかして人型を保とうとしているのだ。それもいやにのろい。剣に込められていた魔法が弱っているのかもしれない。
リン「いよいよですね」
ロイ「そこまで期待はしていないんだな、これが」
リン「え~でももう、かなりできてきてますよぉ?」
土と土が積み重なっていく様は何かにすがるようでいて、どこか儚い雰囲気が伝わってくる。
そうこうするうちに土だったものは人の形を成した。
ぼたりぼたりと体から泥をおとしてはまた一体化しようと泥が這い上がってくる。
こいつは……槍でぶっ叩いたら簡単に飛び散りそうだな。
リン「やりましたね!」
ロイ「何がやりましたかは分からんが。マッドマンの完成と言えるかな。一応、だけど」
リン「ハイ! 予想通りでしたね!」
マッドマンの顔の部分に小さな口らしき穴が開くと、ぶるぶる振るえだし、音を発する。
マッドマン「ままま、まままま、マッドマーン」
ロイ「こいつは驚いた」
なんとも似合わない高い声でマッドマンと言ったのだ。
一瞬、笑いがこみ上げてきたが、不気味さの方が勝ってしまった。
敵という警戒心よりも関わりたくないという本能の方が働いている。
リン「喋るとは思いませんでしたね……」
ロイ「さすがの俺もここまでは予想できなかったよ」
リン「いや、私もですけど……」
ロイ「言ってる場合じゃないぞ。どうする?」
リン「どう、しましょう?」
依頼は剣を持ち帰ること。その剣は自他共に認めるミスターマッドマンがしっかり握っている。相変わらずボタボタと泥をこぼしながら。
もはや依頼なんぞどうだっていい気分だったが。関わりたくなくとも目の前にああしてぶら下がっていたら、それだけ奪ってとんずらしたくなるもんだ。
リン「いいこと思いつきました!」
ロイ「そう言われるとなぜか悪い予感がするけどねぇ」
リン「マッドマンさんは話せるんですよね」
ロイ「話して解決しようってか?」
俺はこのマッドマンの顔が何かに似ていると思っていたが、ハニワに似てるんだ。あの何も考えていなさそうなハニワに。
マッドマンの目のところにも穴が空いたせいで余計にそう見えてくる。
リン「あのぅ。マッドマンさん?」
マッドマン「まままま、ま、マッドマーン!」
ロイ「……それしか話せないんじゃないだろうな?」
似合わず高い声で「マッドマーン」と繰り返すマッドマン。
リンはそこへ提案を持ちかける。
リン「その剣くださいな」
ロイ「分かりやすくて結構だな」
提案というよりそのままだ。賢くなさそうな相手には充分か。
マッドマン「ま、ままま、まま、マッドマーン!」
予想外なことに、あっさり剣の柄の方をこちらに向けるマッドマン。
リン「ハイ。ロイさん!」
ロイ「はいって言われてもなぁ……」
油断したところをグサリ。なんてことにならないといいが。
俺は恐る恐る剣の柄に触れる。さっきのリンのように土に体を侵略されるという現象は起きていない。
ホントに大丈夫なのか。と疑心暗鬼しながら剣の柄を握り、マッドマンの手からこちらへ引っぱった。
リン「あっ!」
するとマッドマンの体がボタボタと地面へ土を落としながら崩れていく。
割とホラーな感じで。あんまり得意じゃないんだがねぇ、そういうの。
リン「持った感じ、どうですか?」
ロイ「さっきと変わらない重さだねぇ。こりゃまだいるな、マッドマン」
リン「う~ん。どうしましょう?」
ロイ「このまま持ち帰るしかないだろう。酒場のマスターが御所望なんだぜ?」
リン「そうですね。じゃあ、帰りましょうか」
俺たちは胡散臭い街の、胡散臭い依頼をしてきた酒場のマスターの所へ戻ることにした。
帰路でリンと話をしていた。
街に戻った瞬間、巨大なマッドマンが街を襲うとか。
これで斬られた人間はマッドマンになるとか。
酒場のマスターが真のマッドマンだとか。
……まぁ、全部リンの作り話だけど。俺は相槌を打ってるだけ。
こいつを届ければわかる話だ。
俺たちは街へ戻るとすぐに酒場へと向かった。
酒場の扉を開くと、カウンターの奥からマスターのギョロリとした目が俺たちに向けられていた。
おかげでピンときた。
ロイ「ようマスター。依頼されたもんだぜ」
マスターは無言で俺たちを眺め、俺の持つマッドマンの剣に視線を落とした。
マスター「あ、あんたら、なんで……」
不意に言葉を切るマスターに、俺が続く。
ロイ「何で生きてるんだ?と言いたかったかい?」
マスターのギョロリとした目がまた俺に向けられる。
ここまで隠そうとしない黒幕も珍しい。
リン「どういうことですか?」
ロイ「リンは相変わらずだねぇ。マスターが前金を渡しただろう? 結局は自分の手元に戻る金だからな。羽振りもいいわけだ。そうだろう、マスター?」
というわけでイナの日です。
語呂合わせではなくてイナの設定上の誕生日です!
……まぁ、誕生日は語呂合わせで考えましたけどね←
カオリンからもイラストを頂きました!描き始めってやつですね!
影利「あれ?この手にもってるのなに?」
カオリン「かかったな!!」
というわけで↓に続く。
ロールでしたすんません(´・ω・`)
それから抜然人活劇-イナ-の方でブログ小説を急遽書いてみました。
もちっと加筆修正したらピクシブにアップするかもしれません(`・ω・´)b
というか今日考えて、今日書いて、今日中にアップしようという具合なので乱文も乱文かと思いますが(;・∀・)
それでも良ければ続きからどうぞ~。