昨日のうちにももこさんからリクエストを受けていたのでサクサクッと消化しやすw
ももこさんからのリクエストは、←の二周年記念のイラストにSS(ショートストーリー)を入れることです。
さっそく書いてみたいと思います。
どうなるか全然考えてませんw
いつものように、書きながら考えていこうと思いますww
何も考えずにかなりのフリーダムで書こうかなぁ~w
ブログ小説『竹蔵武勇伝†他~猫じゃ~』
猫「にゃにゃ~!!」
空から猫が降ってきた。それとも落ちてきた?
……あ?どこから?
イト「猫じゃ!」
竹蔵「それは見りゃ分かる」
猫「ニャ~」
不思議なことにこの猫。紙とペンを持っている。
猫が“持っている”なんてことしてるんだ。どれだけ異形か察してくれ。
イト「この猫……絵を描いておるぞ!」
竹蔵「そんなわけないだろう」
あの手でペンを握ることなんて……握ってるな、確かに。
イト「どういう手をしておるのじゃろうな?」
そう言って猫の手を触るイト。
フニフニフニ。
イト「肉球がプニプニじゃ~」
竹蔵「何がしたいんだ、お前は……」
イト「よし!わしらがモデルとなってやろう!」
猫に絵を描いてもらうなどと、本気で言っているんだろうか……あの目はマジだ。
それより、わし“ら”って言ったかよ?
イトは俺の腕を引っ張ると、猫の前に立たせた。
竹蔵「い、イヤだ!なんか間抜けだ!!」
イト「あ~!竹蔵が不機嫌な顔するから!絵も不機嫌な顔しておるぞ!」
竹蔵「それ、俺のせいじゃないだろう」
結局俺はイトとともに猫に絵を描いてもらった。
自分で言うのも何だが、変なことをしてもらってるのは確かだ。
イト「上手い!上手いのう!おぬしは上手じゃのう」
嬉しそうに猫の頭を撫でるイト。
……まぁ、イトが嬉しそうだからいいか。
おふみ「あれ? イトちゃん?」
焚蔵「何やってんの二人とも?」
そこへやってきたのは姉上と焚蔵だった。
イト「猫に絵を描いてもらっていたのじゃ」
そんな説明。誰が信じる?
おふみ「へぇ~いいねぇ」
焚蔵「一筆描いてもらうか」
……ひょっとして、オカシイのは俺のほうなのか?
二人ともなぜか描いてもらう気マンマンだった。
イト「せっかくじゃ。何かポーズを取ってもらおうかのう」
おふみ「こう?」
そう言って焚蔵を持ち上げる姉上。
イト「逆じゃ逆じゃ! 焚蔵がふみ殿を抱き上げるのじゃ」
焚蔵「ああ。分かった」
おふみ「ええ~!で、でもでも!」
顔を赤くして両手をブンブン振り回す姉上。
焚蔵「よいしょっと」
それに構わず姉上を持ち上げる焚蔵。こいつ、こんなヤツだったっけ?
おふみ「重くない?」
焚蔵「大丈夫。軽いよ」
こんなことにイチイチいい雰囲気の二人。
イト「二人とも。笑って笑って!」
猫「にゃ~」
その状態から数分後。猫はカカカカッ!と絵を書き上げた。
おふみ「上手い!」
焚蔵「上手いねぇ」
絵の上手さより猫が絵を描くことは気にならんのか、この二人は……。
リシュワット「何ヲしテおル?」
リラ(……猫ちゃんっ!!)
今度はリシュワットとリラまでやってきた。
ここでイトの目が光る。
イト「リシュワット!そこを動くな!リラ殿はこう!こうじゃ!」
なぜか率先して二人にポーズを決めさせるイト。
見詰め合う二人。リシュワットは何だか苦い顔をしていた。
イト「今じゃ!」
猫「にゃ~」
カリカリと絵を描く猫。
……な、なんか。絵を描くことよりも普通に言葉が通じてることの方もおかしくないか?
難なく書き終える猫。
もう紙の方に書くスペースが無くなっていた。
竹蔵「もう充分じゃないか?」
イト「ふ~む。まだまだ描き足りないのう」
竹蔵「描いてるのは猫だけどな」
猫「にゃ~にゃ~」
猫が何を発見し、ペンを走らせていた。
竹蔵「……鉈丸?アイツどっかにいるのかよ?」
辺りを見渡すが、全然見つけられない。
野生のカンか。野生の目か。猫には見えているようだ。
アカネ「遊びに来たよ~」
巫女杜「わらわの絵も描いてもらおうかのう」
赤鬼のアカネと妖しげな術士・巫女杜がやってきた。
竹蔵「お前らはどっから湧いてきたんだ?」
ここ、モンドブルクだぞ?
アカネ「いいからいいから」
巫女杜「よいよい。気にするでない」
小さなスペースにアカネと巫女杜も描いていく猫。
アイリーン「今帰ったぞ~」
イナ「うー!」
散歩から帰ってきたアイリーンとイナ。
猫はすかさず二人を描き始めた。
竹蔵「アイリーンの顔割れてるぞ?」
アイリーン「よい。大人の事情じゃからな」
イト「うむ。見事なものよのう」
それでいいのか……。
これで紙を全て埋めてしまった。もう描くスペースは無い。
猫「にゃう」
イト「うむ。満足気じゃな」
その満足気ってのがイマイチ分からんのだが……。
竹蔵「……俺、夢でも見てるんじゃないだろうか」
イト「うむ。夢じゃな! ドォーン!!」
竹蔵「……なんだよそれ?」
~~~~~~
ももこ「……あ、寝てた」
変な夢を見ていた。
時空の穴に落ちたかと思ったら竹蔵たちがいて、絵を描いているような~……変な夢。
机の上には私が描いたであろう、時空の穴二周年記念のイラストがあった。
こんなにも……いつの間に描いたんだろう?
モモ「んにゃ~」
飼い猫のモモが何かをくわえていた。
それは私のペンだった。いつの間に……?
ももこ「モモちゃんそれ返して~」
モモ「にゃう」
モモからペンを返してもらい、私は再びイラストを見た。
ももこ「……描いちゃえ!」
右下の竹蔵の所にモモの絵を描いた。
絵を見れば一目瞭然だけど、私が描いた記念に。
ももこ「どう~?」
モモ「な~う」
モモは嬉しそうに声を上げた。あまりの可愛さにギュム~と抱き締めてあげる。
ももこ「あれ?モモ。何か絡まってるよ?」
モモ「にゃにゃん?」
家飼いをしていないため、たまに落ち葉とかゴミとかくっつけて帰ってきたりするけど……。
ももこ「髪の毛?」
それはとても長い銀色のキレイな髪だった。
まるで竹蔵武勇伝に出てくるイト姫のような髪。
ももこ「いくらモモでもそこまでは行かないよねぇ?」
モモ「にゃ~?」
なんだその意味深な返事は?
そういえばさっき、なんの夢見てたんだっけ?
モモの頭を撫でながら、私は夢の記憶を探るのだった。
モモ「にゃ~♪」
はい。おしまいです。まさかこんな結末になるとは思いませんでした自分でwww
モモが描いたのか、ももこさんがモモに乗り移って描いたのか、さぁどっちでしょう?ww
ももこさんリクエストありがとうございました。
こんなんで、如何でしょうか?w
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無題
まさか作者自身を入れるとはw
絵からSSを連想ですか。 なるほど・・・
作者自身が出てしまうという話はありますからね。
アリでしょう。
予想外のラストでしたw
猫がカワイイです!
mondai
僕のSSなんかなくったって充分にイイイラストですよね~。
しかし予想外のラストを届けられたのは嬉しいですw
猫ほど可愛い動物はいません^^
無題2
何だか照れる!!
嬉しいのか恥かしいのか感情が判らないのですが~
嬉しいが勝っているかなww
シャズさんのおっしゃる通り予想外のラストで楽しく拝読させて頂きましたよー!!
影利さん、ステキなSSありがとうございました!!
これからもずっと宜しくお願い致しますね^^
シャズさん、モモを褒めて下さってありがとうございました^^
mondai2
ちょいと意表をついてみましたw
しかも夢オチw
一回限りの手法ですね~これはw
でもモモを書けたのは個人的に嬉しかったので!
また写真撮ってくださいね^^
>これからもずっと宜しくお願い致しますね^^
なにそれプロポーズ!?それとも養子のお誘い!?www