ブログ小説『霊感少女と零感少年。』小ネタ集あくと２

　『霊感少女と零感少年。』の思いついた小ネタを晒してみる。

徳規「見える！　俺にもやっと人魂が見える！」
加世「……それ、ホタルよ？」
一麦「ホタルなんだ～。あっ！あれっ！うにょうにょしてる～！」
徳規「え、どこどこ！？　見えねー！わかんねー！」
加世「それは……いや、止めとこ……」


一麦「百物語をします！」
徳規「三人で？一人で三十三個も怪談するの？」
加世「…………ん？」(？　・｀　´・)→→→
一麦「こういう時は、人数分でいいんじゃない？ローソク代もかかるし～」
徳規「麦ちゃん頭いいなぁ」
加世「……んー」←←←（・｀　´・　！）
徳規「これやると幽霊が出てくるらしいね」
一麦「そうなのよ～！さっそく始めよう！」
加世「もういることはいるけどね……」
徳規＆一麦『はい？』


一麦「徳規くんって零感だから何にも憑かないのかな？」
加世「たまに憑いてるけど、全く影響がないのよね。幽霊にしてみたら無機物に憑いてる気分かも」
一麦「今は何か憑いてるの？」
加世「……落ち武者の霊がいるわね」
一麦「えぇ！？　それでそれで！？」
加世「首筋に刀向けてる」
一麦「それってヤバくない！？」

徳規「アハハハハッ」
落武者「…………」(´・_・｀)

加世「あ。諦めて帰って行ったわ」
一麦「そういうことね」


一麦「ところで加世さん。徳規くんのことどう思う？」
加世「！？　べ、別に……何も……」
（想像中）
徳規「加世さーん！おはよー！」
徳規「加世さん。これ見てよこれ！」
徳規「加世さん昼飯なに？学食？」
徳規「加世さん。帰りに変な店いかない？」
徳規「加世さーん！」
（想像終わり）
一麦「イヌっぽいよね！」
加世「……うん。そこは同感できる」


一麦「この間のアレ（act.5参照）幽霊の仕業なのかな？」
加世「まったく……なんでもかんでも幽霊のせいにしないの」
（その夜）
加世「うっ、何か出入りしてる……？」
加世「……ダメ。気分が……」
（次の日）
一麦「加世さん、宿題忘れたの？珍しいね～」←写す気マンマンだった
加世「え～っと、……まぁね」


一麦「ホラ、この写真！　何かいない！？」
徳規「え？どれどれ？あ、コレ！？」
一麦「違うよ、これよコレ！手みたいな！」
徳規「う～ん。普通の写真に見えるけど……」
一麦「ねー加世さーん。ここに手みたいなのあるよね～？」
加世「手？　あぁ、あるね」
一麦「ほら～。私も霊感あるのよー！どうだぁ～！！」
徳規「それは威張れることなのかな？」
加世「あと……こことここに顔と、何もないけどここにもいるわね。それから――」
一麦「すみません！調子にのりましたー！」


徳規「俺も霊感欲しいなぁ」
加世「は？　なんで？」
徳規「そりゃあ、加世さんを守れるから」
加世「えぇ！？そ、そ、そんなの！見えたってどうにも……」
徳規「まぁ、そうだろうねー。俺、頭悪いし……」
加世「そんなの関係ないわよ」
徳規「え、そうなの？」
加世「……ア、アンタは今のままで……」
徳規「今のまま？」
加世「う、うん……今のままの方が、その……」
徳規「？」
加世「私は――――」

一麦「あ！二人とも見ぃつけ、た…………あれ？お呼びじゃない？あれれ？
　　　ご～めんごめ～ん。ささ、気にせず続けて続けて～！じゃあね～！」

徳規「続けて、だって」
加世「……バ、バカ！できるわけないでしょ！！」
徳規「あれぇ～？」

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オチってなんだっけ……？