どこへ行ってもキム・ジョンイル氏の話ばかり。
ちなみに僕が始めて知ったキムさんは餓狼伝説のキム・カッファンでした。
これで北が変わるのか。
これを機会に何をしでかすか分からない。
これで世界も平和になる。
など、みなさん同じ思いでしたね。
僕もこれを聞いた時は暗殺されたのを隠してるのかな?とか思ったりしたんですがね。
どうも、TVで流れた生前の映像記録を見るとそんな気もうせました。
そのVTRを見ると、そこには悪意や覇気などなく、病弱な老人が足を引きずって歩いてるだけでした。
そりゃあ誰から見てもこの人がしてきたことはいいことじゃないですがね。
でも死んでよかったなんて思えないんです。
拉致被害者家族のことを考えたらそんなこと言ってはいけないと知りつつも。
僕自身が直接的な被害を蒙っていなかったり。相手が70歳の高齢者なせいかもしれません。
歳を重ねるというのは、例えば悪人の場合、それだけ悪事を働いた期間が長いということになります。
ただそれでも、長く生きているというだけで、僕はどんな人でも許してしまいそうです。
じゃあもし30歳くらいだったら周りと同じように思ったかと言えばそれも分からないですね。
相手がどんな人間でも、死んだ人間に指をさして文句言ったりできないです。
死んだ後まで恨んだり憎んだりしていたら、ホントに平和なんて来ないんじゃないかな~。
……などと、結局のところは当人と関わりの薄い人間だから、こんな考えなのかもしれませんね。
まぁ、それも僕です。良くも悪くも。
そう思ってしまうのは、僕がアホなのか変人なのか……分かりませんがね。
なぜ僕がそう思ってしまうのか。分かる人は教えてもらいたいです。
≪今日のイト姫≫
「わしも分からぬ。
どんな人間でも長く生きているほど自身の行いを悔やんだりしたのではないかと信じたくなってしまうからのう。
長生きをすることには価値がある。それがお年寄りたちを尊敬する理由の一つでもあるのじゃと思うぞ。わしは・・・」PR